マーケティングが変える世界
マーケティングは単なるビジネスの1プロセスではありません。社会を変えるムーブメントでもあります。
起業家にとっての関心は、その可能性そのものを変える出来事である。起業家的な世界とは、自然物理ではなく人間社会の世界である。実際のところ、企業が利益によって報われる唯一の貢献、すなわち起業家的な貢献とは、経済、社会、政治の状況を変えるイノベーション、真にユニークな出来事を起こすことである。 ピーター・ドラッカー マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則広告から

マーケティングから変わっていく世界

マーケティングには様々な側面がありますが、隠れた需要を掘り起こすという意味で、社会変革に大きな役割を担っています。
とりわけ、テレビCMや広告キャンペーンなどは、社会の最先端を表しこれから社会がどう変革していくのかを示すものとして、大きな影響力を持ちます。
例えば、Appleが放映したこのCMは、『ブレードランナー』のリドリー・スコットが監督し、スーパーボール(アメリカン・フットボールの重要な試合)中に放映されたことで社会に大きなインパクトを与えました。

広告と社会変革

世界最大の広告祭として知られる「カンヌライオンズ(旧カンヌ国際広告祭)」では、毎年様々な広告キャンペーンが受賞しますが、少なくないキャンペーンが「ジェンダー」「人種」「貧困の解決」などに着目し、メッセージを送っています。
とりわけジェンダーについては、近年「フェムバタイジング」と呼ばれる広告が欧米を中心に広まっています。
フェムバタイジング
Female(女性)+ Advertising(広告)を組み合わせた造語。これまで広告において主役とされることが少なかった女性に焦点をあて、エンパワーメント(力づけるメッセージ発信)などを行う。
一例を上げましょう。2013年にはダブが「リアルビューティースケッチ」と呼ばれる広告を作り、国内外で大きな反響を呼びました。
最近では、ナイキジャパンが日本で行ったキャンペーンが大きな反響を呼び、スポンサーとして支援している大坂なおみ選手のオピニオンリーダーとしての影響力とあいまって、ナイキの人種差別やジェンダーギャップに対する姿勢を明確に示したと言えます。
広告は純商業的な活動です。しかし、現代におけるブランディングとは、単に機能的な訴求を行うだけでは充分ではなく、「この商品・ブランドはどのように社会を変えるのか」ということを示さなくてはいけません。
最終更新 1mo ago