Facebook / Instagram広告を使う
Facebookは、世界でも最大のSNSの1つであり、日本ではビジネスプラットフォームとしての側面も存在します。Instagramを買収したことで、広告でも必須のプラットフォームになっています。

Facebook広告の誕生とその意義

2004年に誕生したFacebookは、Googleと同じく、当初はずっと赤字でした。
しかし、Facebookにはこれまでにない特徴がありました。ユーザーの結婚や出産、学歴や住所、就職先やおおまかな年収など、インターネット上でもっとも多くの情報を握ることに成功したのです。
この情報を使うことで、「東京都港区に済む東大卒の20代未婚男性」にだけ広告を出すということも可能になりました。
つまり、ユーザーのライフサイクルに合わせた広告を効果的に出稿可能なのです。
Facebook広告は、それまでの媒体広告にはない高い精度(ユーザーへの訴求力)を出すことに成功しました。とりわけ、転職や結婚など、単価の高い広告が訴求力を高く出せるようになりました。
Facebook広告はGoogle広告の売上を急追し、2017年にはGoogle広告の売上の50%程度となる173億ドルまで成長しています。

Facebook広告の特徴

Facebookの特徴は、大量のユーザーデータを保有していることです。Facebookが買収したInstagramへの出稿、Facebook Audience Networkと呼ばれる外部パートナーへの出稿も可能です。
デモグラフィックが非常に有用なサービス(婚活サービス)もあれば、必ずしもデモグラフィックと紐付かないサービス(鍵の修理)もあります。
デモグラフィックが、自社の潜在顧客かどうかを判定する上でもっとも重要な要素であれば、Facebookの広告費用対効果は高くなるでしょう。
また、それらのデモグラフィックデータを使った「類似オーディエンス」などの機能を使うことで、さらに出稿量を増やすことも可能です。
趣味や関心も「料理」などの広いレベルではなく「オーガニックフード」など、細かいレベルで指定できます。
Facebook広告で設定できる目的も様々です。
    アプリインストール
    ページへのいいね!
    Webサイトへの集客とコンバージョン
    ブランド形成、認知
    動的リターゲティング広告
    フォームへの入力
特筆したいのは、フォーム入力(セミナー誘導など)やメルマガ購読が可能なリード広告です。これは、Facebookが名前とメールアドレスをすでに持っていることにより、ユーザーが登録するための心理的なハードルを下げています。Facebook広告だけの特徴でしょう。
また、Facebookは最低出稿金額がなく、極めて小さな金額からスタートできることも大きな特徴です。
大規模な事業者であるほど、小さな金額のクライアントを拾うことができるからです。

Facebookクリエイティブの種類

先ほどのアドネットワークの話になぞらえて言うと、Facebookは自社で在庫を抱えているため、クリエイティブにもかなり自由が利きます(他社サイトとなると、一体になって枠を変更することができないので)。
また、ニュースフィード画面に広告が出るため、動画・画像を問わず、非常に大きく広告を表示することができます。
広告クリエイティブのタイプも様々です。
    動画広告(フィード上で自動再生する)
    カルーセル広告(複数画像を組み合わせた画像広告)
    スライドショー広告(画像と音の組み合わせ)
    キャンパス広告(Facebookのアプリ上で、Webサイトに近いポップアップ画面を表示し、訴求できる)
    リード広告(セミナー申し込みなどのフォームを直接入力できる)
動画広告の重要性は上がっていますが、小規模の広告主であればそのためにいちいち動画を作るのはかなりの費用がかかります。画像だけでもダイナミックにユーザーに訴求できるクリエイティブが作れることも、Facebook広告の特徴の1つと言えるでしょう。

Instagram広告は?

Instagram広告は、Facebookプラットフォーム上で同じように出稿が可能です。動画広告や画像広告、カルーセル広告などはそのまま利用できる他、ストーリー(数秒程度の画像・動画を組み合わせることで1つのストーリーを作るInstagramの機能)の広告も利用可能です。
Instagramに関しては、出稿前にブランド形成をすることをおすすめします。安易に広告を出してしまっても、Instagram全体の雰囲気や世界観に合わなければユーザーには見向きもされません。
同じプラットフォームであるため共通して使える機能も多いですが、Facebookほど正確にはユーザーのターゲティングができないことにも注意してください。クリエイティブの品質などを含め、他の広告以上に厳しい目でのチェックが必要です。

よりよい運用のために

Facebook広告の最適化ロジックは、まだまだ、これから進歩の余地があるというのが印象です(もちろんInstagramも)。よりよい運用をしていくためには、デモグラフィックをどこまで絞りこめるかという点が重要になってきます。
仮説を立てた上で、上手くいっている部分といっていない部分をきちんと切り分ける。これは、リスティング広告にも通じる運用のポイントです。
最終更新 19d ago